第4章で取り上げた問題を使って、比較してみましょう。
8+3=11
8+(10−7)=11
8−7+10=11
上の式が、このサイト独自の解き方で
下の式が、本来のそろばんの弾く順序です。
■下の式のように解く理由
速くそろばんを弾くことができるからです。
そろばんを弾くときの指の動きをみてみましょう。
上の式「8」→「+10」→「−7」。
指の動きは、「右」→「左」→「右」。
下の式「8」→「−7」→「+10」。
指の動きは、「右」→「右」→「左」。
なお、右は一の位、左は十の位です。
下のほうが無駄な動きが少ないことはお分かりですね?
そろばんは効率的に速く計算する道具であるが故に、弾く順番も考え方とは異なるのです。
裏を返せば、そろばんという道具を使わないならば、つまり暗算をするのであれば、考え方に沿った解き方で十分ということになります。